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滑舌がわるいかも!? のご相談

更新日:1月13日

お子さんのことばについて、

こんなふうに感じたことはありませんか。


「滑舌がわるい気がする」


「発音が、なんだか違う…」


でも、


◻︎ 成長の途中なのか


◻︎ 練習したほうがいいのか


◻︎ 様子を見ていていいのか


迷ってしまいますよね。



よくあるご相談


実際に多いご相談は、こんな内容です。


・🐟 → しゃかな、 がっこう →「だっとう」のように聞こえる


・「き」が「ヒ」っぽく聞こえる


・言い間違いが多い (例:ポケモン を「コケモン」など)


・全体的に発音がはっきりせず、聞き取りにくい



「うちの子も、これかも…」と思われた方もいるかもしれません。



幼児〜児童の発音の育ち


まずは、

発音の発達について見てみましょう。


発音の育ちは、だいたいの順番があります。

※もちろん個人差はあります。




幼児や児童 日本語 発音の発達 
図1.子どもの発音のそだち目安は、


発音の発達の目安


2歳前後

母音「あ・い・う・え・お」がはっきり言えるようになります。


3〜4歳ごろ

マ行、パ・バ行、カ行・ガ行、ナ行など、よく使う音が増えてきます。

ことばの数も増え、大人が話を理解しやすくなります。


6歳ごろ〜

「サ行・ザ行・ツ」など、少し難しい音が完成する子もいます。

これらの音は、上の前歯のうしろあたりで舌の先を使い、とても細かいコントロールが必要です。


この動きは、ある日突然できるようになるものではありません。


  • 舌の動き

  • 発音に使う筋肉

  • 息の出し方


これらが、少しずつ育っていきます。



日常生活の中で育つ力


発音に必要な力は、毎日の生活の中でも育ちます。


たとえば、


  • よく噛んで食べる

  • ストローで飲む

  • うがいをする


こうした何気ない動きも、舌や口の力につながっています。



ここからは、よくあるご相談を見てみましょう


① 学校が「だっとう」、先生が「てんてい」

これは未熟構音(みじゅくこうおん)と呼ばれます。


「か・が」が「た・だ」に聞こえる状態です。


カ・ガ行は、舌の奥が盛り上がって出る音です。


舌の動きがまだ未熟だと、うまく盛り上がらず、

タ行の音になってしまうことがあります。


カ・ガ行は、3歳ごろに約90%のお子さんが完成します。


多くは自然に良くなりますが、

4歳を過ぎても続く場合は、練習を考えてもよいタイミングです。



②「き」「し」が「ヒ」に聞こえる

・息がもれるような音がする

・ベロがうねっているのが見える


これは側音化構音(そくおんかこうおん)と呼ばれます。


「き」「し」などのイ列の音が、「ヒ」っぽく聞こえることがあります。


原因は、舌のクセです。

舌が左や右にずれて、息の通り道がズレてしまいます。


側音化構音 舌のクセ
図2.側音化構音のベロ


側音化構音は、自然に治ることは少ないとされています。


大人でも、この発音の方はいます。


生活に大きく困ることはありませんが、


聞き取りにくさが残ることがあります。


時間はかかりますが、練習で改善できる発音です。



③ ポケモン を コケモン と言う

5歳を過ぎても言い間違いが多い場合、

音韻意識(おんいんいしき)が弱い可能性があります。


音韻意識とは、


  • ことばを1音ずつ聞き取る力

  • 音を入れ替えたり、並べたりする力


のことです。


この力は、発音やひらがなの学習にとても大切です。


音韻意識は、あそびや練習で育てることができます。



④ 全体的に発音がはっきりしない


この場合、原因がひとつとは限りません。


  • 音韻意識の弱さ

  • 発音の課題が重なっている

  • 舌や唇の動きが弱い

  • 体のつくりの問題が隠れている


など、いくつかの要因が考えられます。


「なんだか気になるな」

「ちょっと心配だな」


そう感じたときは、専門家への相談を考えてみてください。


いつ相談したらいいの?


多くの保護者の方は、

「小学校に入るまでには 正しい発音になっていてほしい」と思われますよね。


言語聴覚士も、

就学までに日本語の音がそろうことを、ひとつの目安にしています。


年長さんになったら、

言語聴覚士や「ことばの教室」への相談をおすすめします。


ただし、発音以外にも気になることがあれば、

年長さんまで待たずにご相談ください。



言語聴覚士の個別レッスンでは


  • 発音の検査を行います

  • 正しく言える音、苦手な音を確認します

  • 舌や唇の動きを見て、理由を探します


発音のレッスンは、

お子さんにとって「ちょっと苦手な練習」になります。


そのため、ゲームのような雰囲気で

楽しく取り組めるよう工夫しています。


さいごに


「滑舌がわるいかも?」

「発音、ちょっと気になるな」


そう思ったときは、いつでもご相談ください。


今の状態を知るだけでも、次の関わり方が見えてきます。











 
 
 

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